Voiでフィンランドの風を切る|タンペレの電動キックボード体験記【サウナ旅番外編】

フィンランド・タンペレで初めてVoiに乗ってみた
タンペレの街を実際に歩いていると、Voiなどの電動キックボードをよく見かけました。

いわゆる電動キックボードで、日本でよく見かけるのはLUUPです。日本と違うのは、この電動キックボードがVoi以外にも3社ほどあり、街中の本当にいろいろな場所に置かれていることです。普通の道の真ん中に、横に置いてあるだけのところもあり、街にすごく溶け込んでいると感じました。日本のLUUPと比べても、街中で見かける数が圧倒的に多く感じました。男性も女性も利用していて、街に日常の移動手段として溶け込んでいるように感じました。

この日、タンペレ駅からKaupinojan saunaまで、Voiを使って移動しました。時間は約15分ほど、距離にして3kmくらいでした。

乗ってみたら、想像以上に軽快で気持ちいい
実は最初は、この電動スクーターに乗って移動することに怖さや抵抗があり、迷っていました。ですが実際に乗ってみると、あまりにも気持ちよく軽快で楽しくて、すべての移動手段をこの電動スクーターに統一しようかと考えるほどでした。
もちろん有料なので料金はかかりますが、フィンランドに来た際、サウナ施設までの移動に時間と余裕があれば、ぜひこの電動キックボードでフィンランドの街を、風を切って移動してみてほしいです。
Voiとは?使い方・料金を簡単に紹介
Voi(Voi Technology)は、電動キックボード・電動アシスト自転車を貸し出すシェアリングサービスです。専用アプリをダウンロードしてアカウントを作成し、アプリ内マップで近くの車両を探してQRコード(バーコード)をスキャンすると解錠できます。走り方も、キックスタンドを上げて片足をデッキに乗せ、もう片方の足で地面を蹴って進み、両足を乗せたら右ハンドルのスロットルで加速、左ハンドルのブレーキで減速する、というシンプルな操作です。
使い方も非常にわかりやすく、実際にバーコードを読み取るだけ。最初にアカウント情報と決済方法を登録しておけば、すぐに利用できました。アプリでもGoogleマップのように、キックボードが走れるエリアが定められていて、行き先を指定すると経路を案内してくれます。キックボードにはスマホホルダーもついていて、スマホを設置して見ながら移動することができました。とても便利でした。
利用を終えるときは、アプリ上で走行終了の操作をしたうえで、駐車した車両の写真を撮影して完了になります。実際に使ってみても、まさにこの通りの流れでした。
料金について
Voiの料金は、車両の解錠(アンロック)料金に加えて、利用時間に応じた分単位の課金が発生する仕組みが基本になっています。解錠料が無料になるサブスクリプションやパスも用意されているようです。タンペレでの具体的な分単価やパス料金は変動する可能性があり、今回公式情報では確認しきれていません。
私がタンペレで利用した際は、30分のチケットが4.49ユーロでした。実際の利用履歴では、30分チケットを購入した12分後に開始した24分間の乗車が「0ユーロ」と表示されています。
※料金は2026年9月利用時の実績です。
料金や利用できるプランは時期や地域などによって変わる可能性があります。実際に利用する際は、Voiアプリに表示される最新の料金を確認してください。
フィンランドではどこを走る?電動キックボードのルール
フィンランド全体のルール(Traficom基準)
フィンランドでは、電動キックボードなどの軽電動ビークルは自転車と同じ交通ルールが適用されます。原則として自転車道を走行し、自転車道がない場合は車道の右側を走行します。歩道を走ることは禁止されています。運転できるのは15歳以上で、最高速度は25km/h以下、最大出力は1kW以下に制限されています。血中アルコール濃度が基準値以上、または薬物使用時の運転も禁止されています。ヘルメットの着用は法律上の義務ではありませんが、安全のために推奨されています。
タンペレ市の追加ルール
タンペレ市では、シェア電動キックボードの速度は市内で最高20km/h、夜間(23:00〜5:00)は最高15km/hに制限されています。中心市街地では、走行終了後は指定の駐車枠やラックにのみ駐車する必要があります。運用は季節制になっていて、基本シーズンは4月15日〜11月15日です。
日本で乗るのとは何が違った?タンペレの道路を走って感じたこと
実際に乗ってみて思ったのは、フィンランドの街の道路は、電動キックボードを含む自転車用の道路と、歩行者用の道路、そして車道が明確に分かれているところが多く、電動キックボードがとても走りやすい街に設計されているということでした。これは、狭い日本の道路とは異なる環境の違いだと感じました。

日本でLUUPなどの電動キックボードに乗っていると、車道を走ることになるため、車との距離が近く走りづらさを感じることがありますが、フィンランドではそう感じる場面が少ない印象でした。もちろん車道を走るケースもありますが、多くの道路では自転車用の道路を走ることになります(日本の特定小型原動機付自転車も、法律上は原則として車道を走る区分になっています)。
日本でももっと流行ってほしいと思いますが、日本とフィンランドでは道路の広さや環境条件が違うので、なかなか難しい一面もあるとは思います。それでも、この気持ちよさに慣れてしまうと、ぜひ日常的に日本でも電動キックボードが広まることを期待したいと思いました。
Voiで向かったのはKaupinojan Sauna
今回Voiで向かった先は、タンペレ駅から約15分、3kmほどの場所にあるKaupinojan saunaでした。実際のサウナ体験の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

実際にVoiで向かったカウピノヤンサウナでのサウナ・湖ダイブ・サウナ飯の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
サウナ後にフィンランドの風を切る。これも一つの「整い」だった
特に、サウナで整った後の体で、フィンランドの風を切って走ることは、すごく気持ちがいいです。

ある意味、これもひとつの整い体験だったのだと思います。
先入観より、まず自分で経験してみる
乗る前は、正直、怖さや抵抗がありました。それでも実際に乗ってみると、あまりにも気持ちよく軽快で楽しくて、すべての移動手段をこの電動スクーターに統一しようかと考えるほど気に入りました。
どんなことも最初は抵抗がありますが、実際に経験してみる、試してみることに価値があると改めて思いました。先入観だけではなく、まずは自分の目で見て、体で感じてみることが、改めて大事だと思いました。
まとめ|フィンランドのサウナ旅ならVoiも面白い
タンペレ駅からKaupinojan saunaまでの約15分、3kmの移動は、Voiの電動キックボードで走りました。乗る前は正直、怖さや抵抗がありましたが、実際に乗ってみると想像以上に軽快で、フィンランドの街を風を切って走る気持ちよさに夢中になりました。サウナで整った後にVoiに乗ることも、ある意味ひとつの整い体験だったように思います。フィンランドのサウナ旅では、サウナへ向かう移動時間まで含めて、旅の楽しみになりました。フィンランドを訪れる際は、ぜひVoiでの移動も試してみてください。