クーシャルヴィ(Kuusijärvi)サウナ体験記|本場フィンランドのスモークサウナと湖へ

クーシャルヴィの湖と湖へ続く桟橋

本業も副業もすべて日本に置いて、サウナーの原点である本場フィンランドへやってきました。

初めて目にするヨーロッパの景色や街並みに圧倒されながら、本場フィンランドでの初めてのサウナ体験。日本からおよそ13時間、距離にして7,800kmを超えてたどり着きました。

最初に選んだのは、クーシャルヴィ(Kuusijärvi、クーシヤルヴィとも表記されます)。本場フィンランドの湖畔サウナを実際に体験してきたので、レビューします。

クーシャルヴィの湖畔の風景
目次

クーシャルヴィ(Kuusijärvi)とは?基本情報

クーシャルヴィは、ヘルシンキ近郊のヴァンター(Vantaa)にある公衆サウナ施設です。カフェの受付がそのままサウナの受付を兼ねており、目の前には同じ名前の湖が広がっています。

カフェ兼サウナ受付の入口、「KAHVILA / KAFE」「SAUNA BASTU WC」の看板
「KAHVILA / KAFE」「SAUNA BASTU WC」と書かれた入口

住所はKuusijärventie 3, 01260 Vantaa, Finland。ヘルシンキ中央駅からはバスを乗り継いでおよそ50分ほどでアクセスできます(2026年9月時点の情報です)。

サウナは大きく分けて、スモークサウナと電気サウナの2種類。スモークサウナは、2025年8月にオープンしたばかりの新しいサウナ小屋「Havu」「Pihka」と、以前からある小さなスモークサウナ、大きなビーチスモークサウナを合わせた4棟。電気サウナは男女別に用意されています(2026年9月時点、電気サウナは改修のため一時休止中とのことでした)。

料金は2026年9月時点で、スモークサウナが大人16.00ユーロ、電気サウナが大人7.50ユーロ。事前予約はできず、当日カフェの受付でチケットを購入し、リストバンドを受け取って2時間利用するスタイルです。

スモークサウナは男女共用で、水着の着用が必須です。更衣室・シャワーは完備されているので、水着とタオルがあれば安心です。

4つのスモークサウナを体験

スモークサウナは全部で4つ。今回はそのすべてに入ってきました。

HAVU

HAVUサウナの外観、窓から煙が出ている様子
「HAVU」の看板があるサウナ建物

最初に入ったのはHAVU。中は真っ暗で、すすに覆われた世界です。吸う空気にもすすを感じるほど。

特に湿度が高く、汗をかくよりも先に体に水滴がつきました。

Pihka(メモではPHIKA)

Pihkaサウナの外観、緑の屋根
「PIHKA」の看板があるサウナ建物

次に入ったPHIKAは、わりと広めのスペースで、温度もちょうど良い感じ。体感で100℃くらいでした。

3つ目の小さな小屋のサウナ

木造の小さなサウナ小屋の正面、ドアが開いている様子

3つ目は、6人くらいしか入れない小さな小屋のサウナ。すすの匂いや空気が強く、息をしていてもすすを感じるくらい癖が強く、体が燻されているようでした。

何よりデフォルトの温度が高く、指を開いていると指先が熱くなるほど。熱くて握ったのは初めてです。そんな暑さの中でも平気でおしゃべりしている現地の人たちは、本当にすごいと思いました。

1階にサウナストーンがあり、座る場所は1階に2人、2階に4人ほど。1階のサウナストーンから2階まで柄の長い柄杓が伸びていて、柄杓にはあらかじめ水が入っておりセルフロウリュができる仕組みです。

現地のフィンランド人がロウリュをしようと柄杓を触ったところ、熱すぎたのか、想像以上の水をサウナストーンにかけてしまい、部屋は一気に灼熱業火の世界に。身体が火傷するんじゃないかというくらい熱くて即退散しました(笑)。火事に逃げるようにそそくさと部屋を出て、その勢いで湖に駆け込み、体を即冷やしました。

4つ目、湖に一番近いサウナ

丸太造りのサウナ建物の外観

4つ目は、湖に一番近い場所にあるサウナへ。部屋は広く2段になっており、現地の人たちからは、まるで日本人が試されているかのような視線を感じました。

負けられない、日本🆚フィンランド。視線を強く感じました。

橋を渡って湖へ。ととのいの瞬間

クーシャルヴィの最大の特徴は、なんといっても目の前に広がる湖です。

湖畔の砂浜と湖へ続く浮き桟橋
湖畔から伸びる浮き桟橋

サウナ室によっては湖まで50mほど歩く必要があり、その間に体が冷えてしまう可能性もあります。ととのうための専用スペースは特になく、湖の前にあるサウナの前にベンチが2台ある程度でした。

浮き輪が設置された木製の桟橋、湖へと続く

湖に入るための橋は複数あり、少なくとも3つは確認できました。橋の下には手すり付きの階段があり、そこを降りて湖に入ります。湖の水温は17℃ほどでした。

建物外壁に表示された気温/水温表示(+17°)
「+17°」の表示

橋で身体を横にして、湖と水平になる。自然と一体になって、フィンランドの風を身体いっぱいに感じる。強制リセットで、ぐるぐる体験。

湖面越しに見える対岸の木々と広い空

湖の水は決して透き通っているとは言えませんが、現地のフィンランド人たちは気持ちよく泳いでいます。調べてみると、定期的な水質チェックが行われているとのことでした。日本人の姿もちらほら見かけ、同じジャパニーズサウナー同士だなと感じました。

現地の人・日本人サウナーとの交流

シャワーのボタンをどれだけ回しても水が出ず困っていると、近くにいたフィンランドのお兄さんが「押すんだよ」とアドバイスをくれました。親切で優しく、心に余裕があるように感じました。

無料BBQスペースでサウナ飯とビール

薪と炭が用意されたBBQ用グリル設備、奥に湖が見える
屋根付きのBBQスペース

帰り際、無料で使えるBBQスペースを見つけました。直前にスーパーで買っておいたソーセージをアルミホイルに包んで焼き、サウナ飯とビールで乾杯です。

湖畔のテーブルに置かれたソーセージとビール缶

現地の人たちは、平日であろうと関係なく、好きな人とサウナとBBQを楽しんでいました。そんな光景を見ていると、フィンランドが世界一幸福度が高いと言われるのも分かる気がしました。

17時を過ぎると、仕事終わりに来る人がぐっと増え、サウナやBBQをして過ごしていました。

フィンランド人の余暇の過ごし方から考えた、本業と副業のこと

働くことと同じくらい、自分の余暇の時間も大切なのだと感じました。それこそが生きている実感を与えてくれるものであり、だからこそ心に余裕が生まれ、毎日を楽しく幸せに過ごせるのだと思います。

本業と副業を毎日こなし、忙しく過ごしている自分とは対照的でした。何のために稼ぐのか、稼いでどうするのか。その時間は、もしかしたら自分の余暇を削っているだけなのかもしれない。そんな、本業・副業との向き合い方を考えるきっかけをもらいました。

時間を決めて働く。それ以外は余暇を過ごす。これが基本であり、大事なことなのだと思います。フィンランドの湖の水平線を眺めながら、自分自身を振り返ることができました。

クーシャルヴィの基本情報(営業時間・料金・アクセスなど)

※以下は2026年9月20日時点でクーシャルヴィ公式サイトから確認した情報です。ご利用前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

正式名称Kuusijärvi Saunas(Cafe Kuusijärvi)
住所Kuusijärventie 3, 01260 Vantaa, Finland
アクセスヘルシンキ中央駅からバスで約50分
営業時間(電気サウナ)9:00〜20:30(チケット販売は20:00まで)
営業時間(スモークサウナ)小型13:00〜20:30/大型・新設14:00〜20:30
料金(電気サウナ)大人7.50€
料金(スモークサウナ)大人16.00€
サウナの種類スモークサウナ4棟(Havu/Pihka/小さなスモークサウナ/大きなビーチスモークサウナ)、電気サウナ(男女各2棟)
利用方法当日券のみ・リストバンド制・2時間利用
公式サイトhttps://www.cafekuusijarvi.fi/
対岸から見た施設全体と湖

まとめ

本場フィンランドで最初に選んだサウナが、このクーシャルヴィでした。すすの匂いに包まれるスモークサウナ、目の前に広がる湖、現地の人との何気ない交流、そして無料のBBQスペース。どれもフィンランドならではの体験でした。

何より印象に残ったのは、17時を過ぎて仕事終わりと思われる人たちが増え、サウナやBBQを楽しんでいた光景です。本業や副業に追われがちな自分の働き方を、少し立ち止まって見つめ直すきっかけをもらいました。

本業と副業に追われる毎日の中で、働く時間と余暇について考えさせられた、フィンランドの湖畔での時間でした。

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この記事を書いた人

kotaのアバター kota サウナ旅ブロガー

神奈川県在住の会社員。副業でWeb制作をしています。休日はサウナ旅を楽しみながら、フィンランドや全国各地のサウナを巡っています。このブログでは、施設レビューだけでなく、サウナを通じた旅や体験の魅力を発信しています。

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